コラム
【おおたかの森の小児歯科】子どものむし歯予防に!フッ素塗布の効果とは

こんにちは。
流山おおたかの森駅東口より徒歩3分の歯医者【ほんだ歯科おおたかの森】です。
お子さんのむし歯予防には、「フッ素塗布」がおすすめ、ということを聞いたことがある方は多いでしょう。
でも、「どんな効果があるの?」「いつから始めるといいの?」など、詳しいことは、あまり知られていないのでは。そもそも「フッ素塗布って安全なの?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで今回の記事では、フッ素塗布の効果やタイミング、安全性、併用すると予防効果の向上が期待できるシーラントについてもわかりやすくご説明します。
おおたかの森で小児歯科をお探しの皆さん、ぜひ参考にしてくださいね。

竹鼻 健輔 院長
経歴日本大学歯学部卒業 千葉大学医学部附属病院 歯科顎口腔外科 臨床研修終了 船橋市内クリニック勤務 ほんだ歯科医院、ほんだ歯科医院おおたかの森勤務 現在に至る
医院名:ほんだ歯科医院おおたかの森
所在地: 〒 270-0138
千葉県流山市おおたかの森東1丁目11-1
グランデアストーレ1F
Contents
「フッ素塗布」の効果とは?~むし歯を防ぐ力~
当院では、お子さんの歯を守るために「フッ素塗布」そして「シーラント」を行っています。
まずは、フッ素塗布ですが、これは歯にフッ素(フッ化物)を塗ることでむし歯を予防する方法です。
フッ素には、歯を強くし、むし歯菌の活動を抑える働きがあります。
乳歯や生えたばかりの永久歯はむし歯になりやすいため、小さいころからフッ素塗布を行うことが、むし歯予防におすすめです。
フッ素とは?安全なの?
フッ素とは、海や土壌などの自然界に存在している元素で、わたしたちが口にする農産物や魚介類にも含まれています。
一世紀ほど前のヨーロッパでのことです。水源にフッ素が含まれているとむし歯の発生率が低いという発見から研究が進められ、今では「フッ素のむし歯予防効果」が認められるようになりました。
安全性については、WHO(世界保健機関)やFDI(国際歯科連盟)なども利用を推奨しているほど信頼性が高く、現在では世界120ヶ国で「フッ化物によるむし歯予防」が行われています。
参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「フッ化物利用(概論)」 >
これを「水道水フロリデーション」といい、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどの国々で実施されています。
この方法は、日常的に水を飲むだけで適量のフッ素を摂取できるため、特に子どものむし歯予防に効果的であるとされている方法です。
水道水フロリデーションは、世界保健機関(WHO)やアメリカ歯科医師会(ADA)などの国際機関でも推奨されています。
適切なフッ素濃度に調整された水を飲むことで、歯のエナメル質を強化し、むし歯のリスクを減少させる効果があると報告されています。

一方で、日本では水道水フロリデーションは実施されていません。
そのため、定期的に歯科医院で定期検診を受け、その際に「フッ素塗布」を行ったり、ご家庭で日々「フッ素配合の歯磨き粉」を使用することが、効果的なむし歯予防につながる手段となります。
歯科医院でのプロケアとご家庭でのフッ素ケアを併用することで、より高いむし歯予防を実現させましょう。
現させましょう。
参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「水道水フロリデーション」 >
フッ素塗布のおもなメリット
むし歯の発生を約50%減少させる?
フッ素塗布を受けることで、子どものむし歯は約50%減少したことが厚生労働省の健康情報サイトe-ヘルスネットでも紹介されています。
フッ素は歯の表面に作用し、カルシウムやリン酸を取り込んで再石灰化を促すことで初期むし歯の進行を防ぐ効果が確認されています。
さらに、フッ素塗布を続けることで、むし歯治療の回数を減らし、健康な歯を長く保つことが期待できるのです。
また、フッ素は歯のエナメル質を強化し、酸による溶解を防ぐ働きがあります。これにより、毎日の歯磨きだけでは防ぎきれないリスクを軽減し、むし歯の発生を予防します。
さらに、フッ素にはむし歯菌の活動を抑える作用もあるため、むし歯になりにくい口内環境への改善にもつながります。
定期的に行うことで効果を発揮する
当院では お子さんお一人お一人に合わせた予防ケアをご提案 しています。
お子さんの歯の生え方やむし歯のリスクを細かく診断し、それぞれのお口に合った適切な予防プランを立てています。
特に、食事やおやつなど食習慣やブラッシングの癖によってむし歯のリスクは異なるため、定期的なチェックを行いながら、必要に応じたフッ素塗布のタイミングをご提案します。
お子さんは、乳歯から永久歯に生えかわったり、顎の形が変わっていったりする時期ですので、成長に合わせた適切なケアが必要です。
定期的に通院してフッ素塗布をはじめとする予防ケアを受けることで、歯の健康を長く維持しましょう。
フッ素塗布はいつから始める?どのくらいの頻度で受ける?
フッ素塗布は、歯が生え始めたらなるべく早めに始めるのがおすすめです。
フッ素塗布を始める時期
・乳歯が生え始めたら(目安:生後6ヶ月〜1歳ごろ)
・3歳、6歳、12歳など「歯の生えかわるタイミング」
・むし歯ができやすいと診断されたとき
歯の生えはじめの時期からフッ素塗布を習慣にすることで、お子さんの歯をしっかり守ることが可能です。
乳歯は永久歯と比べてやわらかく、むし歯の進行が早いため、定期的なフッ素塗布で守りましょう。
フッ素塗布の頻度
・3〜6ヶ月ごとに1回がおすすめ(年に2〜4回程度)
・乳歯が生えそろう3歳〜6歳の時期
・6歳以降も続けることで、大人の歯も健康に保つ
当院では、診察時にお子さんの歯の成長具合を丁寧にチェックし、その時期に合ったケア方法をご提案しています。
また、お子さんが怖がらずに治療を受けられるよう、安心できる雰囲気づくりを心がけています。
保護者の方にも詳しく説明を行い、家庭でのケアのアドバイスもお伝えしていますので、疑問などがございましたらお気軽にご質問ください。
シーラントとフッ素塗布を組み合わせたむし歯予防
当院では、むし歯予防のために 「フッ素塗布」と「シーラント」の併用 をおすすめしています。
シーラントとは?
シーラントは、奥歯の溝にプラスチックの保護材を塗布することで、食べかすや細菌が溝に入り込むのを防ぎ、むし歯を予防する方法です。
特に、6歳ごろに生えてくる初めての永久歯「第一大臼歯(6歳臼歯)」はむし歯になりやすいため、この時期にシーラントを行うことで、むし歯のリスクを大幅に軽減できます。
厚生労働省のデータによると、シーラントを4年以上継続すると、むし歯の予防効果は約60%にのぼることが確認されています。
これは、シーラントが奥歯の溝を物理的に保護し、歯磨きでは落としにくい食べかすやプラークの蓄積を防ぐためです。
シーラント材の中にもフッ素(フッ化物)が含まれていますので、歯を修復し強化する「再石灰化作用」を促進する働きもあります。
シーラントは特に、お子さんがまだ歯磨きをご自身でしっかりとできない時期には、シーラントによる予防が効果的とされています。
参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「シーラント(予防法)」 >
フッ素塗布とシーラントを併用するメリット
当院では、お子さんの歯の状態を詳しくチェックし、むし歯リスクやお口の成長に合わせた予防方法をご提案しています。
例えば、むし歯のなりやすいお子さんには「シーラント」と「フッ素塗布」の併用をおすすめし、定期的な経過観察も行います。
併用することで、
・フッ素塗布で歯全体を強くする
・シーラントで奥歯の溝をカバーし、汚れがつくのを防ぐ
という効果が期待できます。
フッ素塗布は、歯の表面を強化し、むし歯菌の働きを抑えることで、歯全体のむし歯リスクを下げます。
一方で、シーラントは奥歯の溝をコーティングし、食べかすや汚れをたまりにくくすることで、むし歯を防ぐのに役立ちます。
また、ご家庭でのケア方法についてもアドバイスを行い、より効果的なむし歯予防をサポートしていますので、ご一緒にお子さんのむし歯予防に取り組みましょう。
フッ素塗布とシーラントでむし歯ゼロをめざしましょう
フッ素塗布は、お子さんの大切な歯をむし歯から守るために、役立つ方法です。
定期的に受けることで、歯が強くなり、むし歯を防ぐことができます。
また、シーラントと組み合わせることで、さらに予防効果を高めることができます。
流山おおたかの森駅東口より徒歩3分の歯医者【ほんだ歯科おおたかの森】では、お子さんが楽しく通えるよう、やさしく丁寧な対応を心がけています。
やさしくほのかにアロマが香る院内は、ベビーカー・車いすにも配慮したバリアフリー空間です。キッズスペースもご用意しております。
お子さんの歯の健康を守るために、当院で、フッ素塗布やシーラントによる予防ケアをはじめませんか。
監修者
プロフィール

譽田 徹Toru Honda
ほんだ歯科医院おおたかの森
理事長
当院では、患者さんお一人お一人を自分の家族や大切な人のように思い、より安心して良質な歯科治療を受けていただくために、ホスピタリティを重視しております。
その為にも常にスタッフと連携し、あらゆる面での改善に向けて励んでおります。
患者さんとの信頼関係を築きながら診療を進めてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。