コラム
インプラント治療は誰でも受けられるの？持病や年齢は？～このような場合はご相談を～

こんにちは。
おおたかの森駅より徒歩3分の【ほんだ歯科医院おおたかの森】です。

　 

歯を失ったときの治療法として、インプラント治療があります。

　 

平成15年に「歯科用インプラント材の生産・輸入数量」が58万5645個だったのに対し、平成25年には116万4414個に増加しているという調査結果があり、近年インプラント治療の需要は高まっています。
（出典：厚生労働省 「歯科医師受給問題を取り巻く状況」-P. 11「インプラントの状況」平成27年より）

　 

インプラント治療は誰でも受けられるものなのでしょうか。

　 

インプラントは美しい見た目と機能性を兼ね備えているため人気がありますが、インプラント治療が難しいケースもあります。

　 

　 

●持病（糖尿病、心臓病、腎臓病、高血圧など）がある

インプラント治療は外科手術を伴います。
持病（全身疾患）がある方は身体に負担がかかる可能性があるため、一度ご相談ください。

　 

たとえば、糖尿病の患者さんはインスリンのコントロールが重要です。
そのため、手術の際に行う局所麻酔や、高血糖・低血糖発作への対応、術後に服薬する抗生物質などへの注意が必要です。

　 

また、糖尿病が進行している場合は細菌への抵抗力が低く、感染症のリスクや、術後のインプラントと骨の結合に影響を与えることもあります。

　 

●若年者の方

顎の骨が発達段階にある方がインプラント治療を受けると、治療していない歯とインプラント治療した歯の間にズレが生じたり、歯並びが悪くなったりする可能性があります。
治療ができる明確な年齢基準はありませんが、目安としては20歳前後です。
顎の成長には個人差があるため、歯科医院で検査をされることをおすすめします。

　 

●妊娠している

インプラント治療で行う手術や長期にわたる通院は、妊婦さんの身体に負担をかける場合があります。
また母体や胎児への影響を考えると、レントゲンの撮影、麻酔や投薬もなるべく避けた方が安心です。
インプラント治療中に妊娠がわかった場合も、必ず歯科医師にお申し出ください。

　 

●喫煙している

タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素は、血流を阻害し歯ぐきに十分な酸素や栄養を送れなくなります。
その結果、インプラントと歯との結合が上手くいかなかったり、細菌に対するお口の抵抗力が弱くなったりするのです。
愛煙家の方には申し訳ないのですが、手術の2週間前から禁煙していただきます。
また、術後の喫煙は歯周病や「インプラント歯周炎」になるリスクを高めるため、骨と歯が完全に結合するまで半年ほど控えていただくことになります。

　 

　 

インプラント治療では、人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を取りつけます。
そのために顎の厚みや高さが必要で、これまで加齢や歯周病などで骨が痩せてしまっている場合、治療ができないケースもありました。
しかし、現在では医療技術・機器の発展によって、骨の移植や再生を行った治療を行えるようになりました。
（出典：日本歯科医師会-歯とお口のことなら何でもわかるテーマパーク8020「インプラント　12.顎骨に十分な骨がないとインプラント治療はできないのでしょうか」より）

　 

当院の院長は、「歯科口腔外科」出身の歯科医師です。
歯科口腔外科の領域はお口の中だけでなく、インプラントをはじめ、お口の周囲や顔面、頸部などの外科的な疾患に対する治療も行います。
治療実績も多数あることから、患者さんに応じた最適な治療方法をご提案することが可能です。

　 

「骨が少なくて、以前インプラント治療を断られたことがある」という方も、ぜひ【ほんだ歯科医院おおたかの森】までご相談ください。

　 

　 

当院のインプラント治療 >