成人用の歯ブラシの選び方を歯科衛生士、歯科医師が説明します。
おおたかの森駅から徒歩3分のほんだ歯科医院おおたかの森です。
皆さんは歯ブラシの交換時期や歯ブラシの種類について知っていますか?
歯医者さんで進められたものを使っている人もいれば、色や形が気に入って使っている人、中にはとりあえず使えれば良いかと使っている人など様々だと思います。
歯ブラシって毛の種類だったり持ち手の形だったりと色々あって何を使って良いか分からなくなってしまいますよね…。
そこで今回は歯ブラシの種類や特徴について解説していきたいと思います。
★毛の柔らかさ★
柔らかめ
毛が柔らかいものは、毛が細く、良くしなるのが特徴です。歯と歯の間に良く入り込んでくれます。歯茎に炎症のある人や歯並びが悪い人などに適しています。
しかし清掃効果が他の歯ブラシと比べると低いので丁寧に磨かなければいけません。
ふつう
普通の硬さの歯ブラシは、適度な硬さで効率よく汚れを落とすことが出来ます。歯茎が健康な人に適しています。
硬め
毛が硬いものは、毛が太く、磨いているところに力が集中しやすいです。そのため、清掃効果が高いのが特徴です。ですが強く磨いてしまう人は歯茎に傷がついてしまいます。そのため、磨く力をコントロール出来る人や、力の弱い高齢者の方などに適しています。
★毛先★
ラウンドタイプ、水平タイプ
・プラークが厚く、着色が気になる人にお薦めです。
テーパードタイプ
・毛先に向けて細くなるため、ラウンドタイプよりも清掃効果は低いですが、細い毛先が細かい隙間や歯周ポケットに入るので軽度~中殿歯周炎の方にお薦めです。
・毛先が細くなるほど歯周病の方には効果的です。
★ハンドル(持ち手の部分)★
細い
細いハンドルは鉛筆を持つように握ることができ、細かく動かすことが出来ます。そのため歯の隙間などの狭い場所でも丁寧に磨くことが可能です。
太い
太いハンドルは握力の弱い方、高齢者の方に適しています。しっかり握りやすく、少しの力で磨くことが可能です。
★ヘッドの大きさ★
ヘッドが小さい(薄い)
ヘッドが小さいため奥歯に届きやすく、女性や子供などお口の小さな方にお薦めです。
ヘッドが大きい(厚い)
しっかり磨ける方であれば、大きい方が面積が広く効率的に汚れを落とすことができます。
皆さんに分かりやすいように歯ブラシの特徴について書かせて頂きました。
特徴を理解したうえで、どの歯ブラシが自分に適しているのか今一度考えてみて下さい。
ちなみに私たちがおすすめしている歯ブラシは、毛先がどの形でも3列でヘッドが大きくない歯ブラシです。
歯科医師や歯科衛生士にいつでもご相談下さいね。
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執筆者
プロフィール
譽田 徹Toru Honda
ほんだ歯科医院おおたかの森
理事長
当院では、患者さんお一人お一人を自分の家族や大切な人のように思い、より安心して良質な歯科治療を受けていただくために、ホスピタリティを重視しております。
その為にも常にスタッフと連携し、あらゆる面での改善に向けて励んでおります。
患者さんとの信頼関係を築きながら診療を進めてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。