歯周病
その口臭、歯周病が原因かもしれません|早めの対策が重要です

こんにちは。
流山おおたかの森駅・おおたかの森駅の東口より徒歩3分の歯医者【ほんだ歯科医院おおたかの森】です。
「最近口臭がひどくなった気がする……」その口臭は「歯周病」が原因かもしれません。
歯周病は、細菌が出す毒性物質により歯ぐきに炎症が起こり、歯を支える骨を溶かしてしまう感染症です。
この細菌が発生させるガスが、強い口臭の原因となる場合があるのです。
もし、歯周病が原因であれば、歯周病の治療により口臭の改善が期待できます。
今回は、歯周病で口臭が引き起こされる原因や、歯周病予防のポイントについてわかりやすく解説します。

横林 航佑 院長
経歴2014年 広島大学歯学部歯学科卒業
2015年 広島大学病院 歯科研修医
2016年 しらとり歯科・矯正歯科
2024年 レオンデンタルオフィス 非常勤
医療法人社団 譽会 ほんだ歯科医院 勤務
医院名:ほんだ歯科医院おおたかの森
所在地: 〒 270-0138
千葉県流山市おおたかの森東1丁目11-1
グランデアストーレ1F
Contents
口臭は歯周病の症状の一つです

歯周病ではさまざまな症状が見られますが、その一つに口臭があります。
歯周病の治療により、口臭も改善されるため、口臭が気になる場合にはすみやかに歯科を受診し、歯周病の検査や治療を受けることが大切です。
歯周病の症状

歯周病は初期段階では自覚症状がほとんどありませんが、進行すると次のような症状が出てきます。
・歯ぐきの腫れや赤み
・歯磨き時の出血
・歯がぐらつく
・歯ぐきが下がって歯が長く見える
・口臭がある
こうした症状がみられる場合、歯周病が進行している可能性があるため、すみやかに歯科を受診しましょう。
歯周病で口臭が引き起こされる原因

歯周病の原因となる細菌が、ガスを発生させることで、口臭の原因となります。
歯周病の原因は、歯の表面についた歯垢(プラーク)です。
歯垢の中には多くの細菌が含まれており、細菌が食べかすやタンパク質を分解することで、硫化水素やメチルメルカプタンといったガスを発生させます。
細菌によって発生するガスが、強い口臭を引き起こすのです。
歯周病を放置するとどうなる?
歯周病が進行すると、口臭の悪化につながるだけでなく、歯を失ったり、全身に影響が出たりと、さまざまな健康リスクを引き起こします。
歯を失うリスク

歯周病は、歯を失う2大要因の一つです。
歯周病が進行し炎症が続くことで、歯を支える骨である「歯槽骨(しそうこつ)」が溶かされていきます。
歯をしっかりと支えることが難しくなるため、歯がぐらついたり、最悪の場合、歯が抜け落ちたりしてしまうこともあるのです。
実際に、歯を失う原因の37%が歯周病、47%がむし歯由来であることがわかっています。
参照:厚生労働省|生活習慣病などの情報「歯の喪失の原因」 >
ご自身の大切な歯を守るために、歯周病とむし歯予防は欠かせないケアといえるでしょう。
全身への影響

歯周病は以下のような、さまざまな全身疾患との関連が報告されています。
・糖尿病
・心筋梗塞や狭心症などの心疾患
・骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
・誤嚥(ごえん)性肺炎
・低出生体重児 など
この中でも、特に歯周病と糖尿病は深い関係があります。
歯周病が悪化すると血糖コントロールが難しくなり、逆に糖尿病が悪化すると歯周病も進みやすくなるという悪循環が起きることが分かっているのです。
一方で、歯周病の治療により、血糖コントロールの改善が期待できることも報告されており、糖尿病治療ガイドラインでは、2型糖尿病の患者さんに対して歯周病治療を行うことが推奨されています。
参照:一般社団法人 日本糖尿病学会|糖尿病診療ガイドライン2024 16章 糖尿病と歯周病 p347「CQ16-3 歯周治療は血糖コントロールの改善に有効か?」 >
歯周病予防のポイント
歯周病予防の基本は、歯周病の原因である「歯垢」をしっかりと取り除くことです。
ここでは、ご自宅でできるセルフケアと、歯科で行うプロケアの両方をご紹介します。
丁寧な歯磨き

歯周病の原因である「歯垢」を除去するためには、毎日の丁寧な歯磨きが欠かせません。
以下のポイントを意識したブラッシングを行いましょう。
・歯ブラシは歯ぐきを傷つけないよう鉛筆持ち(ペングリップ)にする
・歯ブラシを小刻みに動かす
・歯垢のたまりやすい歯の裏側から1~2本ずつ磨く
・磨き残しのないよう一筆書きのように磨く
・歯と歯ぐきの境目を意識して磨く
・前歯の裏に歯ブラシが横向きで入らない場合は、歯ブラシを縦にして毛先を使って磨く
歯並びや顎の大きさ、詰め物の形など、お口の中の状態はお一人お一人異なります。
歯科で歯磨き指導を受けることで、ご自身にあったブラッシング方法を身につけることができます。
デンタルフロスや歯間ブラシの活用

歯垢は歯と歯のすき間にたまりやすいため、デンタルフロスや歯間ブラシなどの清掃補助具を活用しましょう。
歯と歯のすき間が広い場合は歯間ブラシを、狭い場合はデンタルフロスを使うのがおすすめです。
デンタルフロスや歯間ブラシは、勢いよく挿入すると歯ぐきを傷つけることがあるため、鏡を見ながらゆっくり歯と歯の間に入れましょう。
また、奥歯のすき間はケアが難しいため、デンタルフロスが入りやすくなるよう、口を少し閉じ気味にするのがポイントです。
少なくとも1日1回は、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯と歯のすき間の汚れを落とすことが大切です。
定期的な歯科検診
毎日のセルフケアはとても大切ですが、歯垢や汚れは歯磨きだけで完全に取り除くのは難しい場合があります。
そこで、定期的に歯科での検診や専門的なクリーニングを受けることが重要です。
歯垢は歯の表面についたまま時間が経過すると、石のように固い「歯石」へと変化します。
歯石の表面はザラザラとしていて、さらに歯垢がつきやすくなってしまうため、歯科で専用の器具を用いて取り除きましょう。
歯科で、定期的に検診を受けることで、歯周病の早期発見や治療も可能になります。
歯周病の進行を防ぎ、大切な歯を長く健康に保ちましょう。
歯周病の予防・治療は「ほんだ歯科医院おおたかの森」へ

口臭は、歯周病の症状の一つです。
口臭が気になる・歯ぐきの腫れや出血が気になる方は、歯周病が進行している可能性がありますので、すみやかに歯科を受診しましょう。
当院では歯周病の治療だけでなく、毎日のセルフケアの質を高めるために、お一人お一人のお口の状態に合わせた歯磨き指導(TBI)を行っています。
普段の歯磨きで、磨き残しが多い部分を一緒に確認し、歯科医師や歯科衛生士が適切な磨き方を丁寧に指導いたします。
お口だけでなく、全身の健康維持のために、歯科での定期ケアを行いましょう。
歯周病の予防・治療のご相談は、流山おおたかの森駅・おおたかの森駅の東口より徒歩3分の歯医者【ほんだ歯科医院おおたかの森】にて承っております。
監修者
プロフィール

譽田 徹Toru Honda
ほんだ歯科医院おおたかの森
理事長
当院では、患者さんお一人お一人を自分の家族や大切な人のように思い、より安心して良質な歯科治療を受けていただくために、ホスピタリティを重視しております。
その為にも常にスタッフと連携し、あらゆる面での改善に向けて励んでおります。
患者さんとの信頼関係を築きながら診療を進めてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。










