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歯周病と病気の関係についてお話しします!
前回、歯周病についてお話しした中で、歯周病と病気の関係について触れたところがありました。今回は歯周病を放置することで、どのような病気のリスクがあるのか身近なことを2つピックアップしてお話ししたいと思います。
まず初めに、妊娠と歯周病についてです。
妊娠すると、つわりや体調不良などで歯が磨けなかったり、(酸が増える、菌が残る)、不規則な生活などから妊娠性歯周病になることが多いです。
妊娠性歯周病にかかっている妊婦さんは、かかっていない妊婦さんに比べると5~7倍、早産や低体重児出産のリスクがあります。
その理由は、歯周病の炎症があることで子宮を収縮させる物質の血中濃度が高くなるからです。
妊娠性歯周病にならないために重要なことは、歯を磨くことです。
「そんなこと言ったって、常に気持ちが悪くて歯が磨けないです…」
そのような悩みを抱えている方がいると思います。
そういう場合は、常に歯ブラシが手に届くところにあるようにしましょう。
1日の中で『頑張れば歯を磨ける』瞬間があるかもしれません。
そのときに動かなくても磨けるように、歯ブラシをなるべく色々なところに置いておきましょう。
またキシリトールの入ったガムを噛んだり、タブレットを食べることでも違ってきます。
食後のうがいを強めにすることでもケアに繋がります。
1人で悩まずに、まず先生や衛生士に相談してくだいね。
次に糖尿病と歯周病についてです。
糖尿病と歯周病は相互に悪い影響を与えます。
なぜでしょうか?
糖尿病の人は免疫力が低下して歯周病に感染しやすく、また歯周病が悪化しやすくなります。
歯周病の人は、歯茎の炎症によって糖尿病に影響する物質が血液を伝って体全身に運ばれます。
そして糖尿病が発症・進行しやすくなります。
他にも歯周病を放置することによって、心臓病や誤嚥性肺炎、骨粗しょう症の進行が早くなったりと、様々なリスクが考えられます。
そうならないためにも歯医者さんで定期的に検診を受けて、歯周病のリスクを減らしましょう。
またそのような持病をもってらっしゃる方は体調管理も大事にしてください。
妊婦検診などありますよね。妊娠初期でも中期でも後期でも構いません。
一度当院にご来院ください。
執筆者
プロフィール

譽田 徹Toru Honda
ほんだ歯科医院おおたかの森
院長
当院では、患者さんお一人お一人を自分の家族や大切な人のように思い、より安心して良質な歯科治療を受けていただくために、ホスピタリティを重視しております。
その為にも常にスタッフと連携し、あらゆる面での改善に向けて励んでおります。
患者さんとの信頼関係を築きながら診療を進めてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。